BRIDGE LOCAL LEADER PROGRAM

地域のメンターに学び、自分の事業を加速させる。

2017.10.31 PROJECT START

VOICE 体験事例

フィールドワークで参加者が何を学び、
そして自地域での事業がどのように
変化していったのか。
参加者の体験談をお届けします。

覚悟を持った強いチームをつくるという学び

立花 圭さん

参加者プロフィール

立花 圭さん

現職

株式会社ディーグリーン 取締役

参加地域

高知県四万十町

メンター

株式会社四万十ドラマ・畦地 履正さん

三重県の南に位置する紀北町で、WEB・広告制作物から事業全般のコンサルティングまでを請け負うデザイン会社・株式会社ディーグリーンの取締役として、地元で水揚げされた魚を使った離乳食材の通販サービス「mogcook(モグック)」のマネージャーをしています。

事業内容と参加前の課題点

三重県産旬のお魚離乳食材の通信販売「mogcook(モグック)」の運営。事業化から2年、売り上げに課題を持っての参加

矢印

事業を動かすのは「手法」ではなく、
腹をくくるかくくらないかという「覚悟」だった

BRIDGEに参加したのは、モグックの事業化から2年が過ぎたタイミングでした。当時モグックの売り上げが思ったように伸びず、6次産業を町ぐるみで仕掛けて成果を出している株式会社四万十ドラマから学びを得たいと思ったことがきっかけです。

フィールドワークを通して自分の中で変化した一番のポイントは、「事業を育てていくなかで一体何を重視するのか」ということです。当初は売り上げを伸ばすための具体的な手法を学びたいと意気込んで参加したフィールドワークでしたが、メンターの畦地履正さんが語る「最後は覚悟を決めるか決めないか、腹をくくるかくくらないかやな」という言葉に、極端な話をしたら手法は何でもよくて、問題はやりきるかやりきらないかの意識を持つことなのかもしれないと自分の視点が変化していきました。

目の当たりにした、
2地域のステークホルダーたちの迷いの表情・発言の差

もちろん、四万十ドラマの商品の見せ方やお客さんとのチャンネルづくりは素晴らしく、とても勉強になるものでした。けれど、高知に続き仲間の参加者の挑戦フィールドである北海道の道の駅を訪れたとき、両地のステークホルダーの表情に迷いがあるかないかに大きな違いを感じたんです。
高知で出会ったステークホルダーたちは皆表情に迷いがなく、地域が目指したいビジョンを理解していて、何か新たな状況に直面してもすっとその意味を理解し、その発言もあくまで状況を良くするためのものがほとんどでした。一方で、まだまだ挑戦の最中という北海道で出会った人々は、高知で出会ったステークホルダーたちの表情・発言と比べてしまうと、明らかに迷いが感じられるものでした。

「これから自分の周囲のステークホルダーに、どうやってあの迷いのない表情を作れるように働きかけられるのだろうか」。地域の皆で“腹をくくる”ことが、どれほどその後の個々人の行動に影響を及ぼし、ひいては事業に影響してくるのかを五感で感じる体験を通して、私が強く意識するようになったことです。

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