BRIDGE LOCAL LEADER PROGRAM

地域のメンターに学び、自分の事業を加速させる。

2017.10.31 PROJECT START

福島県南相馬市

2017.11.18 - 11.20 MINAMISOMA FUKUSHIMA
CASE 015
企業との連携により、地域の未来を担う事業を経済的に自立させる仕組みとは。
戦略的に大企業と連携して、地域の子供教育に投資する。

メンター

一般社団法人あすびと福島
半谷栄寿さん
志はソーシャル、仕組みはビジネス。

KEYWORD

  • 人材育成
  • 大企業連携

学べるポイント。

●戦略的な大企業との連携で、地域貢献の事業を経済的に自立させる仕組み
●地域での志を実現するための、「志はソーシャル、仕組みはビジネス」という考え方
●自分の事業の経済的な自立化戦略と、それを実現する手段を考える

福島の人材育成には、長い期間をかけて成長を支援するための経済的基盤が不可欠です。あすびと福島は黒字決算を継続していますが、その中身には大きな変化があります。当初は寄付に支えていただきましたが、企業等の社会人研修を新たに企画・受託したことによって、寄付が減少しても福島の人材育成という志に向かって前進を続けています。このように、寄付は減少することを前提として、人材育成を継続するための経済性を確立しようというのが、あすびと福島の「志はソーシャル、仕組みはビジネス」という経営の基本です。このような考え方とそれを支える具体的な仕組みについて学んでほしいと思います。

企業の社会人研修に貢献しながら、ともに地域を担う人材を育てる。

2013年4月、完成した南相馬ソーラー・アグリパークを舞台にして、地域の小中学校と連携した体験学習。
そして2014年5月、福島市を拠点とした高校生のあすびと塾、さらに東京では、福島県出身の大学生のための社会起業塾による人材育成へ。福島の復興を担う人材の育成というあすびと福島の志は、小さい実績ですが、着実にその幅を広げつつあります。
また、人材育成を継続する経済性を確立するため、企業等の社会人研修に役立ちつつ、その対価を浄財としています。

毎月1回、計33回を開催した高校生あすびと塾からは、高校生が主体となった社会的事業「高校生が伝えるふくしま食べる通信」を生み出しました。全国750名の読者に3か月に1回、福島の1次産業者の想いを伝える情報誌を食材付きで届け、すでに第10号を発行しています。高校生編集部は、4学年・4校に及んでおり、高校生たちは社会的事業を経験しながら成長を続けるとともに、福島の1次産業の風評被害の払拭に貢献しています。
社会人向けの研修事業は、4年間で1泊2日の参加者が2400名を数え、あすびと福島の経済的持続性の柱となる一方、地域に一定の経済効果をもたらしています。

地域について

あすびと福島が本拠とする福島県南相馬市は、東日本大震災と原子力発電所の事故によって20年先の日本全体の社会課題を先取りした地域となっており、5万7000人の人々が前進を続ける復興の最前線です。課題先進地域だからこそ、社会事業家として活躍するために学ぶものがたくさんあり、それが、南相馬に向き合う価値そのものです。

メンターのご紹介

メンター:半谷栄寿

一般社団法人あすびと福島   代表理事

社会的な志とそれを経済的に支える仕組みの両立について、一緒に挑戦していきましょう。

1953年南相馬市生まれ。東京大学法学部卒。1978年東京電力入社。環境NPOオフィス町内会、Jヴィレッジなど新規事業を立ち上げる。2010年執行役員を退任。2011年原子力事故への責任と地元復興への想いから、体験学習拠点「南相馬ソーラー・アグリパーク」を2013年にオープン。2014年高校生の社会起業塾「あすびと塾」を福島市で開講し、「高校生が伝えるふくしま食べる通信」を2015年に創刊。2016年福島県出身の大学生を対象に社会起業塾を東京で開講。また、農業経営人材の育成を目的に、南相馬トマト菜園を開業。一貫して、長期を要する福島復興を担う人材の育成に取り組む。

受け入れ企業・団体について

一般社団法人あすびと福島

福島が前のように、いや前にも増して輝くには、まだまだ長い時間がかかります。そして、この挑戦には、多くの力が必要になります。あすびと福島の志は、地元福島の若者とともに走りながら、ソーシャルアントレプレナーを育てていくこと。課題解決のために、自ら考え、自ら行動できる。仲間をつくり、事業を起こすことができる。そんな若者が次々と生まれ結果を出していける日を、あすびと福島は思い描きます。自立した彼らは周囲の憧憬の対象となり、あとに続く子どもたちも増えていく。この「憧れの連鎖」こそ、福島の未来を拓く原動力になるのです。あすびと福島は、その挑戦を続けます。

受け入れ先地域 概要
受入企業・団体名 一般社団法人あすびと福島
所在地 福島県南相馬市原町区泉字前向15
受け入れ担当者 半谷栄寿
団体URL http://asubito.or.jp/ 
事業内容 ・南相馬ソーラー・アグリパークでの小中学生向けの体験学習の企画・運営
・福島県内の高校生を対象とした社会起業塾の企画・運営
・福島県出身の大学生を対象とした社会起業塾の企画・運営
・前2項に掲げる高校生、大学生による社会的事業の立ち上げ支援
・南相馬ソーラー・アグリパークでの地域住民や全国からの来訪者の交流についての企画・運営
・企業、団体、公務員を対象とした社会人研修の企画・運営

日程

2017年11月18日(土) 〜
11月20日(月)

訪問先情報

福島県南相馬市原町区泉字前向15

一般社団法人あすびと福島

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CASE 募集中の受け入れ先地域

福島県南相馬市

CASE 015
企業との連携により、地域の未来を担う事業を経済的に自立させる仕組みとは。
戦略的に大企業と連携して、地域の子供教育に投資する。
メンター
一般社団法人あすびと福島
半谷栄寿さん
志はソーシャル、仕組みはビジネス。
KEYWORD
  • 人材育成
  • 大企業連携

島根県雲南町

CASE 016
地域に開かれた医療・ケアで住民の健康を支える、コミュニティケアの仕組みとは。
住民がお互いの分野や立場を超えて支えあうことで、地域を持続させる。
メンター
CommunityNurseCompany株式会社
矢田明子さん
地域の“人”と向かい合い、可能性を広げる。
KEYWORD
  • 主体形成
  • 住民自治

埼玉県秩父地域

CASE 017
日本版DMOの先駆地域の、観光客を呼び込む地域マネジメント・マーケティングの仕組みとは。
行政や地域住民、鉄道会社等、セクターを超えた連携で、地域の観光産業を盛り上げる。
メンター
一般社団法人秩父地域おもてなし観光公社
井上正幸さん
地域づくりには、セクターを超えた連携が不可欠
KEYWORD
  • 地域間連携
  • 観光戦略

三重県尾鷲市

CASE 018
地域に眠る素材を見抜き、あるべき姿を探す。地域資源を活かして人を巻き込む仕組とは。
地域資源を見つけ住民を巻き込んだ取り組みに広げることで、まちの課題解決とつなげて「誇りある地域」を作る。
メンター
株式会社熊野古道おわせ
伊東将志さん
地域に眠る素材を見極め、あるべき姿を探る。
KEYWORD
  • 商品開発
  • 地域資源の活用

岐阜県岐阜市

CASE 019
地域の中小企業・地場産業を担う、人材確保・育成の戦略とは。
中小地場産業の経営革新につなげる地域のコーディネート機能の在り方。
メンター
NPO法人G-net
南田 修司さん
都会でも田舎でもない地方の町の活性化を考える
KEYWORD
  • 事業支援
  • 人材マッチング
  • 人材育成
受け入れ先地域一覧