BRIDGE LOCAL LEADER PROGRAM

地域のメンターに学び、自分の事業を加速させる。

2017.10.31 PROJECT START

岐阜県岐阜市

2017.11.23 - 11.25 GIFU GIFU
CASE 019
地域の中小企業・地場産業を担う、人材確保・育成の戦略とは。
中小地場産業の経営革新につなげる地域のコーディネート機能の在り方。

メンター

NPO法人G-net
南田 修司さん
都会でも田舎でもない地方の町の活性化を考える

KEYWORD

  • 事業支援
  • 人材マッチング
  • 人材育成

学べるポイント。

●地域の中小企業支援の在り方
●地域の人材採用・育成の戦略
●地域の企業の魅力を引き出し、右腕人材とマッチングするコーディネート手法

地域の中小企業と意欲ある若者のコーディネートの多様な形を、モデル事例と共に学び、イメージすることができます。また、昨今のUIJターン施策や、中小企業の人材確保支援などの課題に対しての、ひとつの仮説をお伝えできると考えています。G-netが取り組む、地域の産業支援、担い手育成に向けた事業についてあますところなくお伝えすることで、具体的なコーディネート技術や視点、あり方などを得る機会になりるのではないでしょうか。
そして、産業の活性と担い手となる人材育成の仕組み、社会性と事業性の両立など、G-netの15年間をたたき台にすることで、つかみ取ることができるはずです。

日本全国、どの地域にも不可欠な、地域の「中小企業支援」「若者育成」「UIJターン促進サポート」を担うコーディネート機関

G-netでは、地場産業やものづくり企業に特化した実践型インターンシップ事業と、右腕となる若者を採用したい企業と意欲ある若者との出会いの場をコーディネートする就職・採用支援事業の二つの事業を柱にして取り組んでいます。
実践型インターンシップ事業では、大学と連携した実践型カリキュラムの開発から中小地場産業の経営革新に繋げるプロジェクト設計まで、段階的に若者と地域、企業とをつなぐコーディネートに取り組んでいます。そして就職採用支援事業では、右腕に特化し、挑戦できるフィールドを探す若者と挑戦する企業との接点づくり、そして地域で働く若者のコミュニティづくりに取り組んでいます。
現在では、年間100名以上の若者と企業を繋ぐだけでなく、地域の金融機関や大学、大手企業とのアライアンスを組んで事業運営や、愛知県や三重県など近隣県を中心としたノウハウの積極的な移転にも取り組み東海全体の中小企業支援、若者育成、UIJターン促進サポートなど事業を拡大してきました。

創業60年を超えるものづくりメーカーでは、2008年からインターン生を受入れいただき、のち就職採用支援事業を活用した新卒採用を通じて会社として大きく変化し続けています。これまで30人を超えるインターン生が新商品開発や新規顧客開拓等で参画し、現在では、衰退激しい業界にありながら、売上はインターン導入前に比べ2.5倍にまで成長、5年前からは新卒採用も開始し、全国から若者が飛び込む企業へと成長しています。
現在では、年間で1000人近くの若者と地域の中小企業とが直接出会える仕組みが整い、100人以上の若者が長期に渡って地域や中小企業と関われる環境が出来てきました。また、愛知県岡崎市、三重県尾鷲市へのノウハウ移転、複数の金融機関との事業提携、大学との公的連携を通じて、より多くの地域をサポートできるようになってきています。大手企業との連携など外部とのアライアンスによるサービス拡大、質向上も形になってきています。

地域について

岐阜県は、人口206万人(岐阜市は約41万人)です。
戦国三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)との縁が深く、戦国史においては欠かせない歴史ある町であると共に、木曽三川流域を中心とした多様な地場産業、地域産業が栄えた町でもあります。また、世界遺産登録されている白川郷や昔ながらの文化や街並みでも人気のある飛騨高山、下呂、郡上など観光資源も豊富です。
一方で、地場産業全般の衰退や若者の県外流出など地域産業の活性や担い手育成には課題を抱えており、中小企業の人材確保、UIJターン促進など積極的に取り組もうとしています。(20代の人口では年間約3000人が県外流出、隣県愛知県に隣接し、名古屋市への人口流出が多い。)

メンターのご紹介

メンター:南田 修司

NPO法人G-net   代表理事

G-netの拠点は、人口約40万人の地方都市岐阜。都会でもなく田舎でもありません。しかし日本の多くの町はそうした普通の町。G-netはそんな日本中にある町のロールモデルを目指しています。本プログラムでは、G-netが取り組む、地域の産業支援、担い手育成に向けた事業についてあますところなくお伝えします。それぞれの町で新たな事業作りに取り組みたい方をお待ちしています!

84年生まれ、奈良出身。09年に三重大学大学院教育学研究科を修了し、新卒でNPO法人G-netに加入。15年に共同代表、17年6月に代表理事に就任。
地方随一の実践型インターンシップ事業の責任者として、年間100名の学生と企業経営者とのコーディネートに携わる一方で、新規コーディネーターの育成、地域での立ち上げ支援、UIJターン促進に向けた企画運営にも従事。企業目線、大学目線、学生目線のそれぞれの視点におけるコーディネートのノウハウを提供している。プロコーチとして大学での講義、学校教職員向けの研修や学生のキャリア支援にも取り組む。岐阜大学非常勤講師。

受け入れ企業・団体について

NPO法人G-net

刃物、和紙、タイル、陶器・・・岐阜には何十年、何百年と続く地場産業・伝統産業が存在しています。しかし昨今、多くの産業が衰退状況にあります。また担い手となる若者も20代で年間4000人もの規模で流出をしている状況です。そんな中、未来につなげるまちづくりを、産業支援と人材育成の二つの事業を核に取り組んでいます。
「地域を支える中小企業が、時代にあわせて事業を変化させていく、その事業支援を。」「20年先、50年先の産業の担い手となる若者を輩出していく、その人材育成を。」この両輪を持続的に発展させていくことが地域活性の実現に欠かせないと考えています。
挑戦し、変化し続ける企業がまちにあふれ、若者が集まるまちに岐阜をしていきたい。岐阜に残る、岐阜に帰る、岐阜に訪れる、挑戦する企業や若者にとって「日本一チャレンジにやさしいまち」にしていきたい。都会でも田舎でもない岐阜だからこその地域活性のモデルがあると思うんです。

受け入れ先地域 概要
受入企業・団体名 NPO法人G-net
所在地 岐阜県岐阜市
受け入れ担当者 南田 修司
団体URL http://gifist.net/ 
事業内容 2004年~:現代版弟子入りプログラム
      ホンキ系インターンシップ(長期実践型インターン事業)
2014年~:中小企業の右腕人材採用に特化したプログラム
       ミギウデ(就職・採用支援事業)

日程

2017年11月23日(木) 〜
11月25日(土)

訪問先情報

岐阜県岐阜市

NPO法人G-net

この受け入れ先地域に応募する

CASE 募集中の受け入れ先地域

福島県南相馬市

CASE 015
企業との連携により、地域の未来を担う事業を経済的に自立させる仕組みとは。
戦略的に大企業と連携して、地域の子供教育に投資する。
メンター
一般社団法人あすびと福島
半谷栄寿さん
志はソーシャル、仕組みはビジネス。
KEYWORD
  • 人材育成
  • 大企業連携

島根県雲南町

CASE 016
地域に開かれた医療・ケアで住民の健康を支える、コミュニティケアの仕組みとは。
住民がお互いの分野や立場を超えて支えあうことで、地域を持続させる。
メンター
CommunityNurseCompany株式会社
矢田明子さん
地域の“人”と向かい合い、可能性を広げる。
KEYWORD
  • 主体形成
  • 住民自治

埼玉県秩父地域

CASE 017
日本版DMOの先駆地域の、観光客を呼び込む地域マネジメント・マーケティングの仕組みとは。
行政や地域住民、鉄道会社等、セクターを超えた連携で、地域の観光産業を盛り上げる。
メンター
一般社団法人秩父地域おもてなし観光公社
井上正幸さん
地域づくりには、セクターを超えた連携が不可欠
KEYWORD
  • 地域間連携
  • 観光戦略

三重県尾鷲市

CASE 018
地域に眠る素材を見抜き、あるべき姿を探す。地域資源を活かして人を巻き込む仕組とは。
地域資源を見つけ住民を巻き込んだ取り組みに広げることで、まちの課題解決とつなげて「誇りある地域」を作る。
メンター
株式会社熊野古道おわせ
伊東将志さん
地域に眠る素材を見極め、あるべき姿を探る。
KEYWORD
  • 商品開発
  • 地域資源の活用

岐阜県岐阜市

CASE 019
地域の中小企業・地場産業を担う、人材確保・育成の戦略とは。
中小地場産業の経営革新につなげる地域のコーディネート機能の在り方。
メンター
NPO法人G-net
南田 修司さん
都会でも田舎でもない地方の町の活性化を考える
KEYWORD
  • 事業支援
  • 人材マッチング
  • 人材育成
受け入れ先地域一覧