BRIDGE LOCAL LEADER PROGRAM

地域のメンターに学び、自分の事業を加速させる。

2017.10.31 PROJECT START

埼玉県秩父地域

2017.11.23 - 11.25 CHICHIBU SAITAMA
CASE 017
日本版DMOの先駆地域の、観光客を呼び込む地域マネジメント・マーケティングの仕組みとは。
行政や地域住民、鉄道会社等、セクターを超えた連携で、地域の観光産業を盛り上げる。

メンター

一般社団法人秩父地域おもてなし観光公社
井上正幸さん
地域づくりには、セクターを超えた連携が不可欠

KEYWORD

  • 地域間連携
  • 観光戦略

学べるポイント。

●周辺地域と連携したDMOのマネージメント・マーケティング
●観光協会や地域住民、鉄道事業者等の巻き込みや協働の方法
●観光による地域収入増加のための戦略

地域連携DMOとして、マネージメント、マーケティングはもとより、行政や観光協会等の観光団体、観光施設、地域住民、鉄道会社等の関連業者などの巻き込み方や調整方法を現場で体験できます。また、業者と連携したインバウンド事業の展開方法、観光(着地型旅行商品、民泊を利用した修学旅行誘致)を主軸とした地域振興をはじめ、観光消費額のアップを目的とした地域ブランドの確立、その発展形として、今年度スタートアップする「地域商社機能」などリアルなプロセスを学べます。

地域間のマネージメント・マーケティングを実施し、観光客を増やす。

主な事業は「滞在型観光の促進」、「外国人観光客の増加」、「地域ブランド確立と特産品の販売促進」の3点です。さまざまな取り組みを経て、秩父地域おもてなし観光公社は、日本版DMOの第一回目の候補法人に登録しました。
当初からDMO的な組織を目指しており、各関係者の調整や連携、住民の巻き込みも元々やりたいと考えていたことでした。そのために「地域旅行会社×地域商社」としておもてなし観光公社を位置づけ、地域間のマネージメント、マーケティングなどを実施して、それを基に事業を進めています。

秩父地域の観光客数は、平成27年には928万人となり、前年度と比較すると19万人増加しました。平成23年には観光客数が804万人であったため、約4年の間に124万人が増加したことになります。
急激に観光客数が伸びた理由として、公社事業や行政の取組はもとより、西武鉄道、秩父鉄道の誘客事業を推進していることも挙げられます。鉄道事業にとっては、公社を設立することで、地域のプラットフォーム、ツアーオペレーターの窓口を一元的に担えることが、事業の拡大や観光客の増加に深く関わっていると考えられます。

地域について

秩父地域は、秩父盆地とその周辺を囲む山々からなる県の四分の一の面積を誇る広大な地域です。そこには、長い年月を経てもたらされてきた古風で多様・多彩な、秩父民俗文化圏とも呼べる特色ある文化圏があり、そこから生み出された祭や食事、街並みなどが今では貴重な観光資源となっています。春の芝桜に、秩父神社の例大祭「秩父夜祭」は日本三大曳山祭の1つに数えられユネスコ無形文化遺産にも登録されました。2020年には、東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定され、国内観光市場が盛り上がりをみせるなか、秩父地域は東京から約80km圏内にあるという地の利を生かして、今後地域内外の関係者の皆様方と協力しながら国内海外を問わず多くの観光客の方々にお越しいただき、地域観光をこれまで以上に盛り上げて参りたいと思っております。

メンターのご紹介

メンター:井上正幸

一般社団法人秩父地域おもてなし観光公社   事務局長

地域づくりは、どうしても行政組織(市町村、観光協会、商工会)との連携は不可欠です。また、そこに突破口も見え隠れするのは日本中どの地域でも同じだと思います。秩父地域おもてなし観光公社はそれらの集合体であるため、考え方などを体感できる機会となっています。また、秩父地域では過去にも多くの研修生を受け入れてきた経緯があり、お互いの地域での事業相談やフォローアップを実施しています。

秩父市より出向。職員として観光行政経験が長く、道の駅の立ち上げ、秩父観光協会事務局長なども歴任、平成22年度より秩父地域1市4町の地域連携の合意形成を諮り、平成24年度に公社組織の立ち上げ、平成26年2月26日に一般社団法人を取得した。役職 事務局長。

受け入れ企業・団体について

一般社団法人秩父地域おもてなし観光公社

元来、現在のフィールドとなっている地域は合併を目指した地域であり、特に観光面では「秩父はひとつ」と数十年間言われてきた地域です。ただし、多分に漏れず、「総論賛成、各論反対」で、進みませんでした。きっかけとなったのは総務省の定住自立圏構想(合併でなく、重要なところだけを契約して、連携する)が始まり、まずは医療連携を実施し、次は「観光」とターゲットが決まったため、これを契機として検討した結果、既存の観光協会などの組織では連携も難しく、「地域で稼ぐ」という新しい取り組みにはフォーマットが合わないと思い、小回りの利く新しい組織を立ち上げました。
1市4町の観光連携事業により、地域活性化、稼げる地域となり、秩父地域おもてなし観光公社により、「秩父はひとつ」を実現することが最終目標です。

受け入れ先地域 概要
受入企業・団体名 一般社団法人秩父地域おもてなし観光公社
所在地 埼玉県秩父市野坂町1-16-15 秩父観光情報館2階
受け入れ担当者 井上正幸
団体URL https://www.chichibu-omotenashi.com/ 
事業内容 埼玉県秩父地域1市4町(秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町)で構成する「ちちぶ定住自立圏構想」の観光連携協定「滞在型観光の促進」「外国人観光客の増加」「秩父まるごとジオパークの推進」「地域ブランドの確立と販売促進」を担う【地域連携DMO】(Destination Management/Marketing Organization)として、調整役を行いながら、地域行ったとなった観光連携事業を推進する。
 一方で、自主事業として「地域旅行会社×地域商社」を目指し、○着地型観光商品の造成、販売(インバウンドを含む)○民泊を利用した修学旅行誘致 ○地域住民を巻き込みながらのインバウンド会議の開催→パンフレットの作成、事業企画 ○ロケーションの誘致 ○広域レンタサイクルの運営 ○観光客満足度等調査 ○SNSを利用した観光PR ○観光イベントの開催、共済 ○地域ブランド「LOVE CHICHIBU」の確立、ショップの運営等

日程

2017年11月23日(木) 〜
11月25日(土)

訪問先情報

埼玉県秩父市野坂町1-16-15 秩父観光情報館2階

一般社団法人秩父地域おもてなし観光公社

この受け入れ先地域に応募する

CASE 募集中の受け入れ先地域

福島県南相馬市

CASE 015
企業との連携により、地域の未来を担う事業を経済的に自立させる仕組みとは。
戦略的に大企業と連携して、地域の子供教育に投資する。
メンター
一般社団法人あすびと福島
半谷栄寿さん
志はソーシャル、仕組みはビジネス。
KEYWORD
  • 人材育成
  • 大企業連携

島根県雲南町

CASE 016
地域に開かれた医療・ケアで住民の健康を支える、コミュニティケアの仕組みとは。
住民がお互いの分野や立場を超えて支えあうことで、地域を持続させる。
メンター
CommunityNurseCompany株式会社
矢田明子さん
地域の“人”と向かい合い、可能性を広げる。
KEYWORD
  • 主体形成
  • 住民自治

埼玉県秩父地域

CASE 017
日本版DMOの先駆地域の、観光客を呼び込む地域マネジメント・マーケティングの仕組みとは。
行政や地域住民、鉄道会社等、セクターを超えた連携で、地域の観光産業を盛り上げる。
メンター
一般社団法人秩父地域おもてなし観光公社
井上正幸さん
地域づくりには、セクターを超えた連携が不可欠
KEYWORD
  • 地域間連携
  • 観光戦略

三重県尾鷲市

CASE 018
地域に眠る素材を見抜き、あるべき姿を探す。地域資源を活かして人を巻き込む仕組とは。
地域資源を見つけ住民を巻き込んだ取り組みに広げることで、まちの課題解決とつなげて「誇りある地域」を作る。
メンター
株式会社熊野古道おわせ
伊東将志さん
地域に眠る素材を見極め、あるべき姿を探る。
KEYWORD
  • 商品開発
  • 地域資源の活用

岐阜県岐阜市

CASE 019
地域の中小企業・地場産業を担う、人材確保・育成の戦略とは。
中小地場産業の経営革新につなげる地域のコーディネート機能の在り方。
メンター
NPO法人G-net
南田 修司さん
都会でも田舎でもない地方の町の活性化を考える
KEYWORD
  • 事業支援
  • 人材マッチング
  • 人材育成
受け入れ先地域一覧