今年開催の受け入れ先地域はこちらからご覧ください。
北海道浦幌町・十勝地域
師匠
KEYWORD
- 主体形成
- 人材マッチング
- 人材育成
こんな悩み、興味を持っている方におすすめ。
◆ 地域で教育関係の事業に取り組んでいる方
◆ 子供たちが地域に愛着をもつ仕組みを学びたい方
◆ 地域内での若者の仕事づくりのノウハウを学びたい方
◆ そのための地域内での協力者の集め方を知りたい方
学べるポイント。
◆ 地域をあげた子ども・若者の居場所づくり
協力してくれた農家や企業にも喜んでもらえる方法とは?
民間の教育事業と学校の連携の取り方は?
地域内で若者が働く場所を生み出す方法とは?
◆ 83%の子どもがまちを「好きだ」という調査実績
子どもたちが「ここで暮らしたい」を言いたくなるその理由は?
大人が地域に誇りを持ち、子どもも地域を好きになる戦略とは?
学び・知り・愛着を持つその企画とは?
次世代の地域を担うのは、今の子どもたち。
貴重な若い人材が都市部に流出していく理由として、「田舎には仕事がない」「ここには何もない」「ここが好きじゃない」そんなことをよく聞きます。
地域の子どもに誇りや愛着を持ってもらう。
それこそが、地域の担い手を育む一歩目ではないでしょうか。
持続的な未来づくりにつながる、仕掛けのつくり方と体制づくりを学んでいただけます。
子どもたちが地域の魅力に触れ、地域への愛着や誇りが芽生えふるさとへの意識が育まれ始めています。
※まちへの愛着度調査(2013年:うらほろスタイル協議会地域協議会調査)
「とても好きだ・どちらかというと好きだ」 83.0%(うち、とても好きだ 52.1%)
平成20年から本格実施となった「うらほろスタイル」の活動は、4つの取り組みが実施されています。
1つ目が、「地域への愛着を育む事業」。学校での「ふるさと学習」「キャリア教育」などが軸となっています。中学3年生になると、学び・知り・愛着を育んだ町がさらに元気になるための企画を考え、発表する授業を行います。このための地域教材の準備に、地域が全面サポートしています。
2つ目が、「農村つながり体験事業」。浦幌では、すべての小学5年生が、学校の行事として町内の農林漁業者宅で一泊の生活体験「農村ホームステイ」をしています。人・命・心・食のつながりを実感し、思いやりの気持ちを育てます。
3つ目が、「子どもの想い実現事業」。中学3年生が発表したまちづくり企画案を、地域の大人たちが形にするというものです。いまでは、月に1回、公民館に大人たちが集まり、ワークショップを開催し、子どもたちが考えたアイデアを形にするために議論を展開しています。
4つ目が、「若者のしごと創造事業」。地域に暮らす子どもたち・若者たちに働く場所を作ろうと、若者の起業・創業・進学支援も含め、現在、内外の多くの方にお手伝い頂き、活動が進んでいます。
活動を推進する組織である「うらほろスタイル推進地域協議会」は、設立当初は近江が会長を務めていましたが、現在は元副町長が会長を務められ、副会長には小学校の校長先生、産業課長、委員には、教育次長や企画課長などが入る官民協働の組織に成長しています。事業のサポートとして地域おこし協力隊(うらスタ担当)4名が活動しています。また、複合施設の基本構想策定、コミュニティ・スクール(教育委員会)との連動、北海道教育大学釧路校との包括連携が進められています。
この他、北海道十勝管内では今、大阪や東京等の都会の高校生を対象とした「農村ホームステイ」の取り組みが拡がりを見せています。農山漁村に愛着を持ってもらうことを目的に進めた事業です。平成24年度にゼロからスタートした十勝でのこの取り組みは、5年間で大きな成果と拡がりを見せています。平成27年度には、約3,200人の都会の高校生が学校単位で参加し、受入農林漁業者数も現在までで550戸までになっています。これらの近江が手掛ける事業は、多くの主体を巻き込み、多くの対象に当事者意識を育ませ進めていることに特徴があります。
フィールドワークの内容
・うらほろスタイルの事業内容から学ぶ!
-地域の教育体制は、まず何から創り始めればいいのか
-地域の担い手流出の対策法
目指していることと、今後の課題
・「地域主体のまちづくり活動」について考える
-うらほろで起こってきたことのエッセンス
-自分(参加者)のまちづくりを再考する
・浦幌町の方々との意見交換
-若手農業者
-地域住民
地域について
浦幌町は、北海道十勝地方の南東部にあり、帯広市と釧路市のほぼ中間に位置しています。 面積は、729.64k㎡で全国町村では、26番目の広大な町土を有しています。地形は比較的平坦で、町の中央部を北から南に貫流する浦幌川には耕地が張り付き、牧草地が地平線まで広がる雄大な農村風景、さらに、全長22kmの海岸線を有する太平洋沿岸の広大な風景等、極めて多様で豊かな自然環境に恵まれた町です。
基幹産業は、農・林・水産業の一次産業が主体で、人口は、5,460人(H22国勢調査)となっています。平成22年には、今後のまちづくりの方向性とその実現のための基本目標を示す指針として、「浦幌町第3期まちづくり計画(計画期間:H23~H32)」を策定し、持続可能な地域社会の形成に向け、各種施策を展開しています。
その施策の一つとして、浦幌町と民間団体等が連携して組織する「うらほろスタイル推進地域協議会」では、『子どもたちが夢と希望を抱けるまち』を目指して、平成19年度から町内の小中学生を対象にした「地域への愛着を育む事業」「子どもの想い実現事業」「農村つながり体験事業」の3つの事業を進めてきました。
また、平成25年度からは、若者の雇用の場づくり「若者のしごと創造事業」を新たに追加しています。浦幌町では、うらほろスタイル推進地域協議会が取り組む事業を最重要施策の一つと位置付け、これらの取り組みを推進しています。
師匠のご紹介
師匠:近江正隆
株式会社ノースプロダクション、うらほろスタイル推進地域協議会
まちづくりは、様々な主体が連携・協働して進めることが望まれています。しかしながら、中々、皆が当事者意識を持つことは難しいこと。押しつけではなく、主体性を軸に巻き込むヒントをぜひ掴んで下さい。
<経歴>
1970年 :東京都目黒区生まれ
1989年 :都立戸山高校卒業後、北海道で酪農実習。
1991年 :漁師を志し北海道を放浪し、
十勝管内浦幌町で漁業に従事
1998年 :インターネットショップ
「旬の逸品やさん」を開設
2003年 :2003年度楽天市場年間売上ランキング
魚部門で1位を獲得
2005年 :漁船転覆事故に遭遇し、九死に一生を得る
2006年 :以降、漁師及びネット産直を辞めて、
地域活性及び教育事業に奔走
2008年 :株式会社ノースプロダクションを設立
同年 :うらほろスタイル推進地域協議会設立
2012年 :NPO法人 食の絆を育む会設立
2013年 :首相官邸「再チャレンジ懇談会」出席
2013年 :文部科学省食育有識者会議出席
2014年 :子ども農山漁村交流プロジェクト有識者会議出席
<主な役職>
・うらほろスタイル推進事業コーディネーター
・株式会社ノースプロダクション代表取締役
・NPO法人食の絆を育む会理事長
・浦幌町総合振興計画審議会委員
・北海道教育大学釧路校非常勤講師
・北海道地域づくりアドバイザー
・北海道生涯学習実践支援事業検討会議委員
・JA北海道農協青年部協議会農村ホームステイアドバイザー
<著書>
・「だから僕は船をおりた」2010年5月発行
受け入れ起業・団体について
株式会社ノースプロダクション、うらほろスタイル推進地域協議会
社会をきちんと未来へつなぐこと
現在社会「いま」は、「いま」だけのためを考えず、「つぎ」の世代のことを想いあってほしい。「いま」は、過去からの繋がりの一部であり、あくまでも、「つぎ」に繋がる過程にすぎないのだから。「いま」は「つぎ」の世代に繋げるためにあり、「いま」を、「つぎ」の世代に繋げるために変えなければならない。「まち」が持続するためには、「ひと」(個人)の存在が不可欠であり、「ひと」が生きていくためには、「まち」(社会)の持続が不可欠。「ひと」と「まち」で「未来」は創られる。
次の世代に繋げること(未来づくり)=「ひとづくり」×「まちづくり」。先人たちから引き継いだ地域(社会・つながり)をきちんと次の世代に引き渡す、そして子どもたちが夢と希望を抱けるような地域を創ることを目指して活動しています。
受け入れ先地域 概要 | |
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受入企業・団体名 | 株式会社ノースプロダクション、うらほろスタイル推進地域協議会 |
所在地 | 北海道浦幌町 |
受け入れ担当者 | 近江正隆 |
団体URL | http://www.urahoro-style.jp/ |
設立日 | 平成20年5月30日 |
事業内容 | ・うらほろスタイル事業のコーディネート ・子ども農山漁村交流事業のプロデュース ・農村(漁村)ホームステイの実施 ・企業人材育成プログラムの実施 ・教育プログラムの開発 ・まちづくりのアドバイス・指導 ・番組・冊子・書籍のプロデュース |
訪問先情報
北海道浦幌町
株式会社ノースプロダクション、うらほろスタイル推進地域協議会
今年開催のプログラム受け入れ先地域はこちらからご覧ください。