BRIDGE LOCAL LEADER PROGRAM

地域のメンターに学び、自分の事業を加速させる。

2017.10.31 PROJECT START
この記事は過去にBRIDGEプログラムを実施した地域の紹介です。
今年開催の受け入れ先地域はこちらからご覧ください。

石川県七尾市

NANAO ISHIKAWA
CASE 007
マチ・ヒト・ミセを育て、「小さな世界都市・七尾」へ
マチにある商品・サービス、人材・資源を結び合わせてコーディネートする

師匠

株式会社 御祓川
森山奈美さん

KEYWORD

  • 人材育成

こんな悩み、興味を持っている方におすすめ。

インターン生と共に活動を考えている方
地域づくりの担い手のプラットフォーム形成に興味のある方
市民が自ら行動していける自治力高い地域を目指したい方
人材・資源をうまくコーディネートするスキルを求めている方

学べるポイント。

各事業では以下のようなインパクトが生まれています。

「うまみん」:テストマーケティングの場としてうまみんを活用することでプログラム提供者がトライ&エラーの末に事業化を行うという例が出ています。
「能登スタイルストア」:能登の事業者へのネット通販の機会を提供することや地域資源を活かした商品開発をサポート⇒販売することによる各事業者の販路拡大と売上アップに繋がっています。
「能登留学」:これまでに100名以上の若者が能登の企業・地域で課題解決に挑戦してきており、地域側にも若者受入の土壌が育ちつつあります。インターン経験者の移住2名。また、受入企業/地域側では、新規事業への参入具現化、大学新卒の採用、地域コミュニティの活発化などの例が出ています。

さらに「御祓川大学設立プロジェクト」を通じては、インターン生が主導し「七尾まちづくりシンポジウム」を開催したり、空き家リノベーション事業に関連する情報発信を継続的に行ったりすることで、大学設立前から地域の方々と関わりながらのまちづくりを進める機会になっています。
いずれの事業も当社内外の商品・サービスと地域内の人材/資源をうまくコーディネートするスキルが求められるため、今回はそのコーディネートの肝について学び会えればと思っています。

マチ・ミセ・ヒトを育てることをテーマに主に以下の取り組みを進めています。

まち育て:着地型観光プログラムを開発し、オンパク方式で「うまみん」を実施しています。

みせ育て:能登で生み出された商品を売る「能登スタイルストア」を運営しています。

ひと育て:能登の地域課題を解決する現場にインターン生をコーディネートする「能登留学」

その他、地域の担い手への支援メニューとしてクラウドファンディング「FAAVO石川」のサポート、人材育成セミナー「七尾マイプラン塾」「能登七尾義塾」などのサービスを提供してきました。

現在、上記の各事業を体系化して、窓口を一本化するために「御祓川大学設立プロジェクト」に取り組んでいます。各事業の中身を「授業メニュー化」することで、地域の担い手たちがよりスムーズに支援メニューを活用できるプラットフォーム作りをすると共に、メインキャンパスとなる拠点整備のため空き家リノベーション事業を地域の方々や学生たちと協力しながら展開中です。

フィールドワークの内容

・オリエンテーション(御祓川のこれまで)
例) マチ・ミセ・ヒトの各取り組みと、御祓川大学までの流れ
・食事: いしり亭(地域の事業者などゲストと共に)
・宿泊: 七尾ゲストハウス(仮)
・マチ・ミセ・ヒトに関わる、各地域・集落の現場&コーディネーターを訪問
 例) 梢さん(ヒト:インターン、マチ:うまみん)、松田さん(ミセ:能登スタイル)、など
・食事、宿泊: 農家民宿こずえ 
・志賀町町居地区 集落散策(インターンシッププロジェクトで作ったまちあるきツアー)
・御祓川にて3日間の振り返り
・コーディネーターになるためには?についてディスカッション
 例) 御祓川 岡本(移住者、コーディネーターとして2年目)へのヒアリングなど

師匠のご紹介

師匠:森山奈美

株式会社 御祓川   株式会社 御祓川 代表取締役

価値観が大きく変わる時代だからこそ、一緒に学びあいながら、よい国をつくっていくための方向性を語り合いたいと思います!私の地域でも、まだまだ挑戦中です。

石川県七尾市出身。ふるさとのまちづくりに携わりたいという想いを持って大学に進学。市民のまちづくりを学び、都市計画コンサルタントとして地域振興計画、道路計画を立案。中心市街地活性化計画の中で、民間まちづくり会社御祓川の設立に携わり、チーフマネージャーとして出向。2007年より、代表取締役に就任。小さな世界都市七尾の実現に向けて、まち育て、みせ育て、ひと育てを軸とした事業を開発。地域の人々が課題解決に踏み出すためのインフラづくりに挑戦中。

受け入れ起業・団体について

株式会社 御祓川

"港を中心として中心市街地を人々が回遊するまち"に

能登半島の七尾で30年続くまちづくりの流れの中で、平成11年民間まちづくり会社「御祓川」を立ち上げました。ミッションは「小さな世界都市・七尾」の実現。小さくても、世界に通用する商品やサービス、考え方を生み出せるまちです。実際に七尾のまちなかを流れている御祓川ですが、この川の再生が港町・七尾のまちづくりを進める上で最大の課題でした。地域の課題を市民が関わって解決していくという旗印であり、時代の流れの中でバラバラになってしまったマチ・ミセ・ヒトの関係を取り戻す象徴が「御祓川」です。能登半島地震以降、事業範囲は川沿いから能登全域に拡大。地域の持続可能性を高めるために、自然資源循環・地域経済循環・地域人材循環を形成することを目指しています。
大切にしている価値観は「能登:拡張より密着」「環境:最大より最良」「協働:競争より連携」の3つ。
市民一人一人が、地域の課題に対して行動を起こしていける自治力の高い地域を目指しています。

受け入れ先地域 概要
受入企業・団体名 株式会社 御祓川
所在地 石川県七尾市鍛冶町69-3
受け入れ担当者 森山奈美
団体URL http://www.misogigawa.com/ 
事業内容 まち育て:着地型観光プログラムを開発し、オンパク方式で「うまみん」を実施しています。
みせ育て:能登で生み出された商品を売る「能登スタイルストア」を運営しています。
ひと育て:能登の地域課題を解決する現場にインターン生をコーディネートする「能登留学」

訪問先情報

石川県七尾市鍛冶町69-3

株式会社 御祓川

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