今年開催の受け入れ先地域はこちらからご覧ください。
徳島県上勝町
師匠
こんな悩み、興味を持っている方におすすめ。
持続可能なまちづくりを実現したい方
地域資源を活用した経済活動の促進を行いたい方
小さな試みから着実に行いたい方
Iターン者を増加させたいと考えている方
学べるポイント。
上勝町では、転入者が転出者を上回る社会動態増を達成するなど、20～30代のIターン者の増加が顕著です。地元×Iターン者、Iターン者×Iターン者など町内での有機的なつながりによって、化学反応が起こっています。
各人の上勝町に来た経緯や専門分野は違っていても、持っているスキルや想いを活かし、地域住民と連携して、さまざまな地域活性に向けた取組が行われています。
その象徴の１つとして、ここ5年間で、上勝町での起業は10件を超えています。特定の固定的なメンバーが牽引するというまちづくりの形ではなく、住民それぞれが主役となり、また、その取組をほかの住民が応援できる風土が作り上げられつつあります。
これまでまちづくりを先導していた50～60代だけでなく、新たに、20～30代の多くがまちづくりに携わっていることから、今後、上勝町のさらなる進化が期待できます。
上勝町は「持続可能なまちづくり」を目指しています。持続可能なまちづくりの実現に向けて、４つのE：Economy（経済）、Environment（環境）、Education（教育）、Entertainment（娯楽）がキーになります。
まず、Economy（経済）について、上勝町では日本料理に季節感を演出するために添えられる“つまもの”を生産する「葉っぱビジネス」を筆頭に、地域資源を活用したスモールビジネスの起業が相次いでいます。
Environment（環境）については、ごみの34分別によって日本トップクラスのリサイクル率を達成しているゼロ・ウェイスト政策や日本で最も美しい村連合への加盟、彩山構想など、地域の安全を担保し、景観的に美しく、かつ環境負荷の少ないまちづくりを目指しています。
Education（教育）については、最近の上勝町の重点政策の１つであり、身体表現や農業体験などを通して子どもの力を引き出していく「彩保育園」や、これまで学習塾がなかった上勝町で子どもの放課後学習機会の創出に向け、住民有志や教育委員会が学習塾を開講するなど、次世代の上勝町を担う人材の育成を図っています。
Entertainment（娯楽）については、豊かな上勝町の自然を活かしたエコツーリズムや、山間の町の静けさを活かした音楽イベントの開催が町内各所で行われています。
フィールドワークの内容
・オリエンテーション、地域をガイド
・町内の取組について（彩事業）
・葉っぱビジネスの仕掛人横石知二（㈱いろどり代表取締役）講演
・町内の取組について（ゼロ・ウェイスト、スモールビジネスほか）
・上勝町役場 企画環境課職員による講演
・上勝町のまちづくりに取り組む20～30代の若手メンバーとの交流会
・ワークショップ
師匠のご紹介
師匠：谷健太
株式会社いろどり 株式会社いろどり
1986年生まれ。徳島県徳島市出身。
同志社大学卒業後、金融機関に4年間勤務。その後、中小企業や個人事業主を対象とした経営コンサルティング会社を経て、2013年4月上勝町地域おこし協力隊として着任。2014年5月より、現職。祖父が上勝町在住であり、いわゆる「孫ターン」。
受け入れ起業・団体について
株式会社いろどり
産業を起こし、人口を増やし、持続可能な地域をつくる
地域内に、地域資源を活用した経済活動（産業）があり、環境負荷が少なく、この地域で産み育てていきたいという教育と、文化的な娯楽があることが持続可能なまちづくりには必要だと考えています。
絶対的なリーダーの下で、このようなまちづくりが行われていくのではなく、地域で暮らす人それぞれが、よりよく暮らしていくために、小さいながらも取組を始めていく。
そして、そのインパクトが少しずつ拡大していき、その結果、地域が永続的に発展していくことが理想だと考えています。地域住民1人ひとりが主役となり、居場所と出番を持てるようなまちづくりを目指しています。
| 受け入れ先地域 概要 | |
|---|---|
| 受入企業・団体名 | 株式会社いろどり |
| 所在地 | 徳島県勝浦郡上勝町福原字平間71-5 |
| 受け入れ担当者 | 谷健太 |
| 団体URL | http://www.irodori.co.jp/ |
訪問先情報
徳島県勝浦郡上勝町福原字平間71-5
株式会社いろどり
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