BRIDGE LOCAL LEADER PROGRAM

地域のメンターに学び、自分の事業を加速させる。

2017.10.31 PROJECT START
この記事は過去にBRIDGEプログラムを実施した地域の紹介です。
今年開催の受け入れ先地域はこちらからご覧ください。

山形県川西町

KAWANISHI YAMAGATA
CASE 013
世帯加入率100%のまちづくりNPOの、協力者の増やし方。
生活課題解決ワークショップの運営方法と、住民活動の主体的実行プロセスとは。

師匠

NPO法人きらりよしじまネットワーク
髙橋由和さん
地域課題解決は住民が地域の現実を知ることから

KEYWORD

  • 主体形成
  • 人材育成
  • 住民自治

こんな悩み、興味を持っている方におすすめ。

◆ 住民参加の課題解決ワークショップの運営方法を学びたい方

◆ 住民の活動を若者を巻き込んで仕事にしていくノウハウを得たい方

◆ 地域づくり活動の資金獲得のための関係性の積み上げ方を吸収したい方

学べるポイント。

◆ 住民の話し合い(ワークショップ)の定着
  -住民からいかに協力を得て、合意形成を諮っていくのか
  -行政、学校との連携ノウハウとは?

◆ 住民活動をアイデアを実行まで移していくコーディネート
  -住民自らが活動したくなるサポート体制とは?

◆ 活動のための資金獲得
  -地域のあらゆる企業・団体との関係性の作り方とは?

地域の課題は住民の生活の課題に直結していることが多いです。
重要なのは住民が行政に頼りすぎず、「生活の課題を地域活動として解決していくこと」と、「そのための仕組み」をつくることではないでしょうか?

きらりよしじまネットワークは、住民のモチベーション、協力者集め、行政との連携、資金集めなど、様々な課題をクリアしながら、地域に新たな住民活動を生み出しています。そして小さな活動をお金を稼ぐための仕事への成長させています。

住民の課題を住民が解決することで、まちへの愛着がわき、住みたい町をつくっていく。これは、日本全国の地域の人口減少への打ち手ともなり得る仕組みなのではないかと思っています。

※山形県川西町へのフィールドワークは、他の4つの受入地域と日程がずれておりますのでご注意ください。
  フィールドワーク1:12/15(木)-17(土)、フィールドワーク2:2/9(木)-11(土)

今求められるのは、地域づくりのコーディネート力

きらりよしじまネットワークは、全世帯加入のNPO法人として、合意形成・人づくり・財源確保・ネットワークの仕組みが定着していることと、地域経営の事務局に地域の若者が多く参画しており、地域全体を巻き込んでいます。また、住民だけでは実現不可能な事業は、企業や学校等との連携により実現できているのも特徴的です。

地域の課題解決は地域住民が地域の現実を知ることから始まります。

活動を通じて、住民参加の話し合い(住民ワークショップ)を定着させ、住民のアイディアを事業化することにより、地域活動に様々な個人、団体が参加するようになりました。担い手育成のシステムが地域の若者や元気な高齢者、女性等の出番づくりにつながっています。

また箱物の指定管理料の財源にとどまらず多様な財源確保に取り組むことで、地域雇用や事業規模の拡充につながっています。さらに企業と連携することで、企業のCSRを地域側から発信することができ、企業イメージの向上に一役を担っていることと、事業の増幅が可能になってきています。

住民参加の話し合い(住民ワークショップ)を定着させ、住民のアイディアを事業化することにより、地域活動に様々な個人、団体が参加するようになってきました。担い手育成のシステムが地域の若者や元気な高齢者、女性等の出番づくりにつながっています。

箱物の指定管理料の財源にとどまらず多様な財源確保に取り組むことで、地域雇用や事業規模の拡充につながっています。企業と連携することで、企業のCSRを地域側から発信することができ、企業イメージの向上に一役を担っていることと、事業の増幅が可能になってきています。

フィールドワークの内容

・まちづくりの取り組みの全体像の説明
 -行政との連携の仕方
 -企業との連携の仕方
 -学校との連携の仕方

・地域のリーダーや若者との意見交換
 -住民の生の声を聞く
 -次世代の地域を担う若者の声を聞く
 -女性起業者の声を聞く

師匠のご紹介

師匠:髙橋由和

NPO法人きらりよしじまネットワーク   事務局長

地域活動は人と人との支え合いからなるものだと考えます。

地域住民の様々な分野での協力や連携の体制が整い、事業の目的やねらいの共通理解がなければ事は運びません。それぞれの立場で、地域活動にどのように関われるか、どのような連携できるかを共に考え、実践に結ぶネットワークの構築は更に重要になってくると考えています。
加速する少子高齢化に伴う人口の減少と福祉の問題、雇用の環境が不安定な社会情勢の中において、私たちはこの地域に住み続けるため、次代に繋げるために、地域にとって本当に必要なものの見極めが必要です。


1960 生まれ。(山形県飯豊町出身)
1989  川西町の体育指導員として地区公民館事業に関わる。
2002. 4 サラリーマンを辞め吉島地区社会教育振興会勤務 
     事務局長に就任
2004. 4 山形県地域コミュニテイー支援
     アドバイザーに就任
2004. 6 マイマイスポーツクラブ設立
     クラブマネージャー就任
2004.11 文科省全国優良公民館表彰
     (吉島地区公民館)
2007. 4 特定非営利活動法人きらりよしじまネットワーク設立
     事務局長就任
2007. 7 県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会設立
     事務局長就任
2008.11 山形県公益大賞受賞(きらりよしじま)
2009. 4 スポネットおきたま設立事務局長に就任
2010. 1 平成21年度地域づくり総務大臣表彰
     (きらりよしじま)
2011. 5 おきたまネットワークサポートセンター設立
     事務局長就任
2012. 5 荘内銀行ふる里創造基金地域貢献大賞受賞
     (きらりよしじま)
2012.10 文科省スポーツ功労者表彰(個人)

今までの地域づくりのシステムを根本から見直し、住民ワークショップを取り入れた地域の合意形成を推進。地域を経営する全世帯加入のNPO法人として持続可能な新しいまちづくりに挑む。また、コミュニティー支援のためのネットワーク型中間支援組織おきたまネットワークサポートセンターを設立し、地域課題を複数力で解決するシステムを構築。

受け入れ起業・団体について

NPO法人きらりよしじまネットワーク

地域の課題解決は地域住民が地域の現実を知ることから始まります。地域社会では、少子高齢化が急速化する中で、地域のコミュニティーが衰弱化していく現実を真正面から捉え、生活環境を維持、継続していくための新しい仕込みと住民参加の仕組み、更には実践的な仕掛けが必要です。
地域が自立して、永続的に経営されていくためには、人と人との絆を大切にしながら、地域雇用の創出や地域を支える生活環境の向上など、次期の地域再生をどのように進めていくのか、地域特性を活かした起業等に向けた地域住民の主体的・自立的な取り組みがより一層求められています。
そして、そのためには将来を見据えどのように地域に変革していくのか、地域をデザインしコーディネートする優良な事業主体の構築が必要です。

受け入れ先地域 概要
受入企業・団体名 NPO法人きらりよしじまネットワーク
所在地 山形県東置賜郡川西町吉田5886-1
受け入れ担当者 髙橋由和
団体URL http://www.e-yoshijima.org/ 
設立日 2007年4月
事業内容 1.地区計画の策定 
2.自主防災組織の運営 女性起業支援 
3.学童保育の経営 
4.産直経営 
5.総合型地域スポーツクラブの経営 
6.介護予防事業 
7.買い物代行見守り支援事業 
8.高齢者サロン事業 
9.農都交流事業 
10.青少年体験塾の開講 
11.再チャレンジ塾の開講 
12.若者活動支援事業 
13.中学生ボランティア育成事業 
14.インターンシップ受入事業 
15.視察研修受入 等 
  (以下HP参照 http://www.e-yoshijima.org/)

訪問先情報

山形県東置賜郡川西町吉田5886-1

NPO法人きらりよしじまネットワーク

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